世界は20世紀末からネット社会に移行し、情報はビットのカタチに転換、増殖し、それ以前の体制は変化を迫られ、社会環境や組織の在り方だけでなく、思想や生き方までも、変化が必要な21世紀となりました。
この21世紀は、それまで予想された以上に、予測不可能な時代です。
そんな予測不可能な現代で、人類社会が生き残り、地球社会のよりよい未来をカタチ創っていくために、個人レベルではどう対応していくべきか。
MITのメディアラボ所長 伊藤譲一がWIRED VISIONのインタビューで、9つの原則を紹介しています。
http://wired.jp/2012/06/14/resiliency-risk-and-a-good-compass-how-to-survive-the-coming-chaos/
WIRED VISIONの伊藤譲一インタビューより抜粋。
–引用ここから——–
伊藤:こうした世界で向かうべき9つの原則を紹介します。
- 強さではなくしなやかさを持つこと。つまり、失敗に抵抗しようとするのではなく、失敗を認め、受け入れた上で、そこから跳ね上がっていくこと。
- 「押す」のではなく「引く」こと。資源を中央に集めてコントロールするのではなく、必要に応じてネットワークから引き出すこと。
- 安全に焦点を当てるのではなく、リスクを取ること。
- モノではなく、システムに焦点を合わせること。
- 地図ではなく、よいコンパスを持つこと。
- 理論ではなく、実践に基づくこと。なぜそれが機能するのかわからないときもあるが、大事なのは、理論を知っていることではなく、それが機能するということだ。
- 服従ではなく、反抗すること。人に言われたことをしても、ノーベル賞は取れない。多くの学校は服従について教えるが、われわれは反抗を賞賛するべきだ。
- 専門家ではなく、クラウド(人々)に向かうこと。
- 教育ではなく、学習に焦点を当てること。
–引用ここまで——–
ここ数年にいろんな方がいろんなところで語られたものがまとまった感じです。
目新しさはないんだけど、これらは確かに、そうだと思う。
そしてこういったことを、小学校の義務教育から、子供たちに教えてほしいと思う。いや、考えさえてほしいと思う。
今の日本の教育は、まさにこれらと正反対の教育を押しつけているのだから。
すでにVittraなど、海外の学校では変化を始めている。
是非、今から日本でも始めていただきたいと切に思う。
そのために、自分も活動を始めたいと思っている。